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not exactly の意味は?
not really との違いを実会話76本で数えた

文法更新 2026.08.03読了 7分
Q. not exactly の意味は?
A. 「ちょっと違う」と相手をやわらかく訂正する表現です。似た not really は否定で、役割が違います。ただし実データの差は極端でした。not really が65回に対し not exactly は1回だけ。しかもその1回は返答ではなく文中の部分否定で、Not exactly. という返答は0回でした。

not exactly と not really は「どちらもやんわり否定」とまとめて教えられがちです。では実際の会話でどう使い分けられているのか。日常会話が多い7ジャンルの動画76本から、やわらかく否定・訂正する言い方をまとめて数えました。差は65倍ありました。

not exactly は「訂正」、not really は「否定」

まず役割の違いです。どちらも同じ「やんわり否定」ではありません。

表現役割返す相手
not exactly訂正「厳密にはちょっと違う」相手の事実認識がずれているとき
not really否定「そうでもない」相手の推測や質問をやわらげて否定するとき
So you grew up in Tokyo? — Not exactly. I moved there at fifteen.東京育ちなんですね? — ちょっと違います。15歳のときに引っ越したんです(事実の訂正)
Are you into horror films? — Not really.ホラー映画は好きですか? — そんなには(やわらかい否定)

実会話では651だった

ここからが本題です。76本を全文検索すると、使用量がまったく釣り合っていませんでした。

やわらかく否定・訂正する言い方の出現回数(動画76本・7ジャンル)
not really
65回
not quite
3回
not necessarily
2回
not exactly
1回
表現回数出現した動画ジャンル
not really65回28本5
not quite3回2本2
not necessarily2回2本2
not exactly1回1本1

しかもその1回は返答ではなかった

唯一見つかった not exactly を開くと、参考書が教える「Not exactly.」という返答の形ではありませんでした。配信者が自分の話の中で「〜とは言い難い」とぼかした、文中に置いた部分否定です。同じ形で例文を作ると、こうなります。

The course is not exactly beginner-friendly.そのコースは初心者向けとは言い難い(同じ形で作った例文)

「全年齢向けではない」と言い切っているのではなく、「そうとは言い難い」とぼかしているのがポイントです。つまり返答としての Not exactly. は、76本のなかで0回でした。

※ 母数が1件なので「返答では絶対に使わない」とまでは言えません。ただしnot really が65回・28本・5ジャンルに広く出ているのに対し、not exactly は1本にしか現れていない、という差ははっきりしています。

not really はどこで使われていたか

65回の内訳をジャンル別に見ると、会話量の多いジャンルに集中していました。

ジャンル回数
街頭インタビュー25回
雑談配信23回
ゲーム配信コラボ9回
対談6回
接客2回

質問に答える場面が多いジャンル(街頭インタビュー・雑談)で突出しています。「〜ですか?」に対して「いや、そんなには」と返す形が、この表現の中心的な使いどころだということです。

not quite と not necessarily

  • not quite(3回)← 「あと少しで届かない」。惜しいニュアンス。not exactly に近いが、こちらは程度の話
  • not necessarily(2回)← 「必ずしもそうとは限らない」。一般化を退けるときに使う

どちらも数は少なく、やわらかい否定はほぼ not really 一択という結果でした。

結局どう使い分けるか

  • 質問や推測をやわらかく否定するNot really. これが会話の標準形
  • 相手の事実認識を訂正する → Not exactly. 意味は通じるが、実会話では出番が少ない
  • 文中で「〜とは言い難い」とぼかす → not exactly はこの形でこそ生きる
  • 惜しい・あと少し → not quite

断定をやわらげる言い方は、ほかにも kind of のようなぼかし表現があります。あわせて more or less の意味は? もどうぞ。

よくある質問

not exactly の意味は?
「ちょっと違う」「必ずしもそうとは言えない」という意味です。相手の言ったことを真っ向から否定せず、「完全にその通りというわけではない」とやわらかく訂正します。文中で使うと「厳密には〜とは言えない」という部分否定になります。
not exactly と not really の違いは?
not exactly は「訂正」、not really は「否定」です。相手の言い方や事実関係が少しずれているときが not exactly、「そうでもない」と程度をやわらげて否定するときが not really。実データでは not really が65回、not exactly が1回でした。
返答で「ちょっと違う」と言いたいときは?
実データでは Not exactly. という返答は0回でした。代わりに使われていたのは not really(65回)です。相手の推測をやわらかく否定するなら Not really. がもっとも自然な選択になります。
not exactly は部分否定?
文中で使うと部分否定になります。it's not exactly cheap なら「安いとは言い難い(=そこそこ高い)」で、「安くない」と言い切っているわけではありません。76本で見つかった唯一の用例もこの形でした。
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