英語の弱形(弱化)とは?
機能語が弱く発音される一覧
Q. 英語の弱形とは?
A. a・to・you・and などの機能語(文法をつなぐ語)が、文の中で弱く短く発音される形のこと。例えば a は /ə/、to は /tə/、and は /ən/。辞書どおりの強い発音ではなくこの弱い音で発音されるため、知らないと聞き取れません。
「はっきり発音されるはずの単語が聞こえない」——その原因の多くが弱形です。a・the・to・and のような機能語は、文の中でアクセントが付かず、弱く短い音に変わります。カテゴリ別に発音記号で一覧にしました。
※ 発音記号の読み方は 英語の発音記号一覧 をご覧ください。
弱形とは(機能語は弱く発音される)
機能語とは、a・the・to・and・of のように文法をつなぐ語のこと。名詞や動詞などの内容語と違い、アクセントが付かず弱化された発音になります。意味の中心ではないので、弱く短く言っても伝わるからです。
弱形の一覧(発音記号)
冠詞・限定詞
| a | /ə/ |
| an | /ən/ |
| the | /ðə/ ・ /ði/ |
| some | /sᵊm/ |
前置詞
| to | /tə/ |
| for | /fər/ |
| from | /frəm/ |
| at | /ət/ |
| of | /əv/ |
| as | /əz/ |
代名詞
| I | /ə/ |
| you | /jə/ ・ /jʊ/ |
| your | /jər/ |
| it | /ət/ |
| he | /i/ |
| her | /ər/ |
| him | /ɪm/ |
| his | /iz/ |
he・him・his・her の h は、文中では脱落します(文頭では残ります)。
接続詞
| and | /ən/ ・ /n/ |
| or | /ər/ |
| but | /bət/ |
| so | /soʊ/ |
| because | /bɪˈkəz/ ・ /kəz/ |
助動詞(肯定)
| do | /də/ |
| does | /dəz/ |
| can | /kən/ |
| have(文中) | /əv/ |
| has(文中) | /əz/ |
| had(文中) | /əd/ |
弱化しないもの(注意)
- 否定形(don't・can't・haven't など)は弱化せず、強く発音される。
- any は弱化しない(/ˈeni/)。
- 限定詞・代名詞の that・this は弱化しない(that /ðæt/・this /ðɪs/)。ただし接続詞・関係詞の that は弱化する(/ðət/)。
よくある質問
なぜ弱形を覚える必要がある?
ネイティブは機能語を弱く発音するので、辞書どおりの強い発音だけ知っていると聞き取れません。and が /ən/、to が /tə/ になると分かると、一気に聞き取りやすくなります。
can と can't はどう違う?
肯定の can は弱く /kən/、否定の can't は弱化せず強く発音されます。強く言うかどうかが聞き分けのポイントです。
he の h はいつ消える?
文中の he・him・his・her では h が脱落します(文頭では残る)。he は /i/、him は /ɪm/ のように聞こえます。
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